Silent Garden Calm
中村 葵

— 当店について —

中村 葵

writing since 2018

静けさとは、余計なものを取り除いた結果として残るものだと思っています。

造園の仕事を始めたのは2018年の春で、それ以前は建築事務所で外構の図面を引いていました。図面の上では美しく見えた庭が、実際に施工されると何かが違う、という感覚がずっとありました。植物は寸法通りには育たないし、石は図面の上の記号とは全然違う重さと表情を持っている。そのことに気づいてから、自分で土を触る仕事がしたいと思うようになりました。独立する前の一年間は、京都の造園会社で職人の仕事を見習いとして学びました。朝6時から現場に入り、石を運び、土を掘り、先輩の剪定の手つきを横で見ていた日々は、今でも仕事の基準になっています。

Silent Garden Calm という名前は、友人の陶芸家、田中 誠さんとの会話から生まれました。「あなたの庭には音がある」と彼が言って、それが妙に腑に落ちた。静けさというのは、何もないことではなく、余計なものを取り除いた結果として残るものだと思っています。最初の施工は自宅近くの小さな住宅の庭で、予算は限られていて、植える木は3本だけでした。それでも、石の据え方と地面の高低差を少し工夫するだけで、空間の感じ方がずいぶん変わった。その経験が、今の仕事の核になっています。

中村 葵、2018年に Silent Garden Calm を立ち上げた造園家です。建築事務所での外構設計を経て、京都の造園会社で1年間の見習い修業を積んだ後、独立しました。住宅の庭を中心に、石組みから植栽計画まで一貫して手がけています。休日は近所の公園や山の雑木林を歩き、野生の植物の根の張り方や光の入り方を観察することが習慣になっています。現在は夏の庭管理に関する文章を執筆中で、このサイトの「読みもの」に少しずつ掲載しています。

Colophon

This site is written and kept by 中村 葵, and has been going, quietly, since 2018. It is set in a single serif and meant to be read slowly, one page at a time; the work happens at 〒577-0056 大阪府東大阪市長堂4-29-25. Notes and corrections are always welcome — info@silntgardencalm.com.